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手数料体系を採用している投資信託を買うときには、最初に販売手数料を取られませんから、たとえば、資金として100万円もってきた人は、そのまま100万円を運用に回せます。
もし販売手数料があって、それがたとえば3%なら、100万円のうち約3万円を販売手数料で取られますから、運用できるおカネが約97万円に減ってしまいます。
それを避けるための手数料体系なのです。
ただし、5年を超えて運用すれば買い戻し手数料もかからないので、その点では得だと思うのは、残念ながら甘すぎます。
この手数料体系では、5年間運用すれば、ちょうど通常の販売手数料分を支払ったことになります(だから5年で買い戻し手数料はゼロになるのです)。
それなのに、6年目以降も余分な信託報酬を支払いますから、かえって手数料は割高になります。
投資信託によっては、一般的な手数料体系と、このタイプの手数料体系の2つが用意されていて、どちらかを選べる場合がありますが、このタイプの手数料体系は決して得ではありません。
何かの手数料がダダになるとしても、それだけで安心してはいけないのです。
また、広告の一番下には「この債券には十分な市場が形成されていませんので、売却できなかったり、理論価格を大きく下回る価格でしか売却できない可能性があります」と書かれています。
特殊な運用をしている商品なので、流動性リスクが著しく高く、中途解約時にはとても不利な条件でしか売れないという意味です。
だから中途解約時には、とても高い売却コストを、買い戻し手数料とは別に取られるはずです。
特殊な債券をつくり出した上での運用となっているのは同じですから、どちらも中途解約すれば、バカ高い売却コストを負担させられると覚悟すべきです。
明確な手数料が複雑で高い上に、隠れて取られるコストはもっと複雑でもっと高いのです。
本当に、投資信託にかかる手数料はややこしいと思います。
だから、ファンド・オブ・ヘッジファンズに投資しつつ元本確保などという、思いっきりややこしい投資信託であれば、手数料が安いはずはなく、また、いい商品であるはずがないのです。
株式投資信託などの商品開発競争は激しく、つぎつぎに新しいタイプの商品が出てきます。
もっとも、それが「客側にメリットをもたらすか」と質問されると、答えに困ります。
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